主催:公益社団法人応用物理学会
微小光学研究会
協賛:京都工芸繊維大学,日本光学会,レーザー学会,レーザー技術総合研究所,オプトロニクス社
第165回微小光学研究会
「海・空・地の微小光学」
休憩時間中に講演に関するデモ展示を予定
2025年に「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとして大阪・関西万博が開催される。大阪では、1970年以来55年ぶりの開催となる。大阪市の人工島・夢洲を会場とし、「海と空と地の万博」をコンセプトに様々な最先端技術の展示や実証実験等が計画されている。本研究会では、開催に向けて期待の高まる大阪・関西万博に焦点を当て、「海・空・地」を切り口に、光技術で未来社会を先取りする取り組みを紹介する。3年ぶりに関西で研究会を開催します。"おこしやす京都へ"
日時:2022年12月2日(金)13:00-17:00
会場:京都工芸繊維大学 60周年記念館 1F記念ホール
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
交通:(東京方面から) JR「京都」駅にて市営地下鉄烏丸線「国際会館」行きに乗車し「松ヶ崎」駅下車.
(大阪方面から) JR/近鉄「京都」駅、阪急「烏丸」駅にて市営地下鉄烏丸線「国際会館」行きに乗車し「松ヶ崎」駅下車.
「松ヶ崎」駅から徒歩約8分.(松ヶ崎駅の「出口1」から右(東)へ約400m、四つ目の信号を右(南)へ約180m)
※Zoomによるオンライン聴講も準備します。現地会場での聴講は先着100名までとなります.それ以降にお申込の方はオンライン聴講となりますのでご了承下さい。
※<現地参加の方へのお願い>会場内でのマスク着用、手指の適宜消毒をお願いします。発熱・咳などの体調不良の場合の現地参加をお控えください。体温モニタにて発熱が認められた場合、入場をお断りする場合があります。会場は適宜換気するため室温変化が生じる可能性がありますのであらかじめご了承ください。
プログラム --
Scanning the Issue(講演概要)を表示 (カッコ内は記述委員名)
13:00~13:10 | 開会の挨拶 | |
13:10~13:40 | 可視光デバイスを用いた水中光無線技術 ~水中光無線通信,水中LiDAR~ 海洋国家である日本においては,海中を代表とする水中環境を有効に活用することが望まれている.そこで本講演の筆者らは,水中の詳細データの取得や,データのリアルタイム伝送を光技術の活用により実現しようとしている.水中では,可視光の伝搬損失が比較的低く,海域・深度によってその波長特性が変化する.本講演では,青色LDを用いたLiDAR技術や,1Gbps×100mの伝送が可能な光水中無線通信技術に関してご紹介いただく.(石井啓之) | 鈴木謙一(トリマティス) |
13:40~14:10 | 光ビームを用いる水中・海中光無線給電技術 水中・海中を活用するためには遠隔の無線給電が可能な唯一の方式となる光無線給電の実現が必要である.水中光無線給電の研究事例はまだ非常に少なく初歩的な段階といえるが,これらの事例の解説とともに,実用に近づけるための著者らの取組による1 m-2 Wや10 m-1 Wクラスの水中光無線給電の実験結果やそこに用いるフライアイレンズ系の有効性,また,水中と水上の間に光ビームを通過させる方式の検討状況を紹介する.(宮本智之) | 宮本智之(東工大) |
14:10~14:40 | 光パターン形成LED照明「ホロライト」とその新しい応用 高指向性LED照明装置を開発している池田様より同装置の概要と応用についてご紹介いただく.この照明装置は高輝度LED光源の拡大結像光を利用して擬似的な平行光を発生し,遠隔に所定の光パターンを高い視認性をもって形成できる.検査,演出,建築,道路,安全,芸術,実験用など様々な業界分野で実用化され,最近みられるようになった新しい応用(工場内の天井クレーン用注意喚起照明,光文字を投光するメッセージ・ライトアップ,光で鳥獣を追い払う鳥獣対策)についてもご紹介いただく.(濱口達史) | 池田貴裕(パイフォトニクス) |
14:40~15:20 | <デモ展示・休憩>※休憩時間中、現地にて講演に関するデモ展示を予定 | |
15:20~15:50 | LED光源を用いたMIMO可視光無線通信 近年、無線データ通信が急激な増大を見せており、電波資源枯渇の問題を解決することが科学技術上の重要な課題となっている.可視光通信(波長域380nm~780nm)は300THz以上の波長数帯域を有し、既存のLEDを通信インフラと活用できることから注目を集めている.本講演では、光無線通信に関する標準化動向とLED照明を用いたWDM可視光通信システムについてご紹介いただく.(濱口達史) | 大柴小枝子(京都工繊大) |
15:50~16:20 | レーザー加熱による月の模擬砂を用いた建設材料の作製 人類が宇宙に進出する時代が到来し、宇宙基地建設構想が提案されている。地球から物資を運ぶことは極力避けたいため、建設材料は現地調達が望ましい。この課題を解決するため、月の表土をレーザーで溶融させて積層する方法が検討されている。本技術について、特に月の疑似砂を用いて立方体を形成するなどの実験結果を紹介いただく.(山本和久) | 藤田雅之(レーザー総研) |
16:20~16:50 | 可視光レーザー走査技術の新展開 ~LiDARから照明・給電・通信、さらにはドローン応用まで~ 可視光半導体レーザーを使ったRGB三色ビーム走査技術は今後,様々な用途展開が図れる.従来はプロジェクターに代表される表示・照明など単機能応用が主流であったが,センシングや給電・通信などの様々な機能を同一光学系で実現する可能性を秘めている.今回は多機能集積システムであるIoT照明ステーションや,カラーLiDAR,ドローンによるレーザー空中表示を紹介し,可視光半導体レーザーの将来の応用を示唆する.(藤 寛) | 石野 正人(大阪大) |
16:50~17:00 | 閉会の挨拶 | |
参加申込:
事前申込必要(事前送付向けは11月25日締切.)(本ページトップのリンクから申込みください.)
*開催日の数日前に予稿集と請求書を郵送致しますので,参加費(予稿集代を含む)をお支払いください.参加費の減額・返金はいたしませんのでご了承ください.締切日後のお申込みの場合,予稿集送付が間に合わない場合があります.
参加費(消費税込.予稿集代含む.*):一般 4,000円(応物会員)・5,000円(非会員),学生/シニア 1,000円(応物会員)・2,000円(非会員)
担当委員:山本(大阪大)、藤(大阪大)、石井(古河電工)、横森(ナノフォトニクス工学推進機構)、裏(京都工繊大)、濱口(ソニーグループ)、桑田(三菱電機)
問合せ先:三菱電機(株) 桑田
E-mail: Kuwata.Muneharu■cs.MitsubishiElectric.co.jp(■を@に変えてください.)
微小光学研究会: |
代表:伊賀健一 |
運営委員長:中島啓幾 |
実行委員長:横森清 |
|
|
運営副委員長:波多腰玄一 |
実行副委員長:宮本智之 |
last update: November 7, 2022